基本的な解析は一通り勉強できました!
お疲れ様です。ただ、意外と1回やるだけではなかなか身につきません。
確かに…まだちょっと不安です。
基本解析の総まとめのチャレンジ問題を用意したので挑戦してみましょう!
EZR基本解析をもっともっと使えるようになろう
この記事では、EZRの基本解析を一通り学んだあとに、より理解を深めるためのチャレンジ問題を用意しています。結構時間かかると思いますが、頑張りましょう!
上記の内容について問題が出てくるので、まだ、一通り学んでいない人は、下記の記事から足りない部分を勉強してみてください。
準備をしよう
問題はPDFファイルにまとまっています。PCで開きながら見たり、印刷したりしながら利用してください(印刷をおすすめします)。答えもPDFファイルで配布しています。チャレンジシートはチャレンジ1~チャレンジ14まであります。1つチャレンジをやったら答え合わせをすることをお勧めします。
EZRで使うデータセットもダウンロードしてください。
EZR基本解析チャレンジデータの説明
さて、今まではリア充とかちょっとおふざけな感じのデータで勉強してきましたが、今回はちょっと研究っぽいデータセットでやっていきます(もちろん架空のデータです)。
対象者は〇〇県××市にある老人ホームに入所している高齢者100名です。日本では認知症が大きな問題になっていますが、この老人ホームにも認知症の疑いがある方が入所しています。
入所者の方にまずはベースラインで様々な調査をしました。そして、ベースラインでの認知機能も測定しています。認知機能が高い人や低い人がいます。では、ベースラインで認知機能が低いと1年後はどうなるのでしょうか?
今回の調査では、ベースラインにおいて認知機能が低いことが、1年後にどのような影響を与えるのかを探るため、チャレンジ1から1つずつ順番に解析していきます。
調査内容です。
身長や体重といった体格から、エネルギー摂取量など測定しています。また認知機能はMMSEで評価しています(MMSEについては後述)。
その他、認知症で見られる食事中の問題行動の有無、幸福度、食事満足度を測定しています。
ベースラインと1年後に測定しているので、データセットは対応のあるデータになっています。
ベースラインに測定した値はBeforeのBが変数名についています。1年後はAfterのAがついています。また、認知機能のMMSEについてはベースラインのみしか測定していません。
最後にMMSEについてです。MMSEはMini-Mental State Examinationの頭文字をとったもので、日本語名ではミニメンタルステート検査と呼ばれています。
10分程度で終わる認知機能検査です。23点以下だと認知症の疑いがあるとされています。実際にもよく使われている調査法ですね!
それではやってみよう
では、頑張ってやってみましょう。
EZRで基本解析ができるようになるのが第一の目的ですが、できる限り実際の研究における解析をイメージして問題を作成しました。ぜひ、そういった視点でやってみてください!
絶対できる!がんばって!
そして、これができた人は、いよいよEZRの高度統計に進んでいきましょう!