スライドやポスターに必要な情報ってなんでしょうか?どんなデザインをするにしろ、絶対必要な4つのことを覚えて、デザインの前に失敗しないようにしよう!
スライド・ポスターに必要な4つのこと
スライドやポスターを作るときに、最低限必要な4つのことがあります。
どんなことを伝えたいか「Story and Key Message」、それが分かるタイトル「タイトル」、それおを伝える人のこと「所属・名前」、それを助けてくれる情報「出典・引用・参考」。1つずつ見ていきましょう。
Story and Key Message
スライドを作るときに、ただ何となく情報を順番に並べていませんか?
スライドやポスターには物語(Story)があります。そして必ず物語には伝えたいこと(Key Message)があります。
物語を書くように、話の流れを意識して、伝えたいことがきちんと伝わるように。まるで映画監督になったかのようにスライドを作りましょう。
Key MessageがしっかりとしたStoryは、分かりやすく、見る人の印象に残ります。
あなたのスライドや話し方、思い返してみてください。
Key Messageがはっきりせず、あっちにいったりこっちにいたり、そういったBad Storyに待っている結末は、Bad ENDです。
たくさん話したい気持ちをグッと抑えて、しっかりとKey Messageを決めたGood Storyには、Good ENDが待っています。どうせ映画を見るならGood ENDがいいですよね。発表だって同じです。
Key MessageがしっかりとしたStoryは、見る人に伝わります。
タイトル
Good Storyができたら、それを表すタイトルをつけましょう。Key Messageが伝わるようなタイトルがいいですね。
タイトルは、Key Messageを決めた段階で、ボヤッとつけておきましょう。
そして、スライドを作っていきます。一通りスライドができたら、タイトルをしっかりとつけてみます。でもこれで終わってはダメです。
タイトルをつけたら、スライドを何度も何度も見返します。そして、しっくりくるまで何度も何度もタイトルを付けなおしてあげてください。
赤ちゃんの名前を付けるときのように。それくらいタイトルは大切です。だって、発表するときに、一番最初に見てもらう文章になるのですから。
所属・名前
3つめは所属と名前です。
所属と名前は自己紹介と責任です。
スライドは、あなたの考えたStoryでKey Messageを伝えるものです。その内容の責任はあなたにあります。
自信をもって、しっかり名乗りましょう。
出典・引用・参考
スライドやポスターを作るときに、たいていは誰かの論文や調査データ、書籍の内容などを引用します。
引用や参考文献は、あなたの考えたStoryとKey Messageを、補足・裏付け・支持してくれる大事な味方です。
マナーと敬意をもって、出典・引用・参考文献は、明記するようにしましょう。
出典・引用・参考文献は、出てくるたびに記載する方法と、最後のスライドにまとめて記載する方法があります。
出てくるたびに記載する場合は、スライドタイトルの横や、表や文章のすぐ右下、スライドの右下あたりに書くことが多いです。
まとめて記載する場合は、出てきた順番に番号を付けて記載するといいでしょう。
まとめ
スライド・ポスターに最低限必要な4つのことを紹介しました。スライドを作るときは、必ずこの4つがあるか確認してください。
手を動かしてデザインの練習をする前に、デザインするときに知っておいてほしいことも、いよいよ次で最後です。