【サルでもできる】SARU統計の使い方|無料オンライン統計計算ツール

SARU統計へのリンク

対応のないSARU統計

対応のないのt検定(スチューデント/ウェルチ), マンホイットニーのU検定, 一元配置分散分析(その後:ボンフェローニ), クラスカルウォリス検定(その後:ボンフェローニ), フィッシャーの正確検定(その後:ボンフェローニ), 無相関検定(ピアソン・スピアマン)

対応のあるSARU統計

対応のあるt検定, 符号付順位和検定, 反復測定分散分析, フリードマン検定, マクネマー検定, コクランQ検定

SARU統計の使い方

SARU統計は、統計ソフトRが使えるオンラインツールです。サルのために作られているので簡単・無料です。計算はすべてRで行われているので論文や学会発表にも使えます。

SARU統計はサルでも使えるように、基本的にExcelからコピペして計算ボタンを押すだけです。

SARU統計で使うデータの準備

Excel上にデータを用意してください。きれいにデータセットを作っておく必要もありません(もちろん作っておいた方がいいですよ)

必要なデータはグループ変数とデータ変数です。グループ変数は目的変数、データ変数は説明変数として扱いますが、そんなことは気にしなくて大丈夫です。

グループ変数には<日本語><英語><数字>が使えます。

データ変数<半角数値>のみしか使えません。これを使ってRが足したり引いたりと計算しなければいけないからなんです。

特にデータ変数に全角数値とかないかはよくチェックしてください。といってもExcelのセルに数値だけ入っていれば、勝手に半角数値になっていると思います。

もしデータ変数に半角数値以外が入っていると、その値は欠損値として扱われてRの計算に使ってもらえません。

ということで、最低限こんな感じにデータがあれば大丈夫です。

この例ではグループ変数は性別なのでM:male、F:femaleと入力されてますが、これは男と女で入力していたり、01で入力していたりしても大丈夫です。グループ変数には<日本語><英語><数字>が使えますからね!

データ変数は体重が入っていますが、データ変数<半角数値>のみしか使えないですからね!

ちなみに、1行目の変数名はSARU統計では使わないので、自分でわかりやすい名前を付けて大丈夫です。

使用するデータの行数は揃えておいてください。

すべての変数で同じ行数分のデータをSARU統計にコピペします

ただ、入力がない空白セルまで選択範囲に含めてコピペすれば大丈夫です。空白セルは欠損値になるので計算に使われません。

グループ変数のデータでグループに分けて比較するので、2つ以上の種類(2水準以上)のデータが必要です。

ただ、スチューデントのt検定のような2群間比較の検定で、グループ変数が3水準以上あるとエラーになるので注意が必要です(解決策は後述)。

データ変数は<半角数値>のみです。大切なのでしつこく何度もでてきます。

あとは、該当するところにコピペするだけです。

この時、変数名のセルはいりません。データ部分だけコピペするようにしてください。うまくいかないときは下にあるトラブルシューティングを参考にしてください。

最後に計算ボタンをおして検定結果を見てみましょう。なるべくサルでもわかるように補足説明が入った状態で出力されます。

それぞれの検定手法ごとにチュートリアルを用意するので、参考にしてください。

一部の対象だけ解析対象にしたい

データの関係上、こんな感じにグループ変数は3水準(やせ、ふつう、ひまん)あるんだけど、2水準の比較のスチューデントのt検定がしたいってこともあると思います。

このまま全部コピペするとエラーになります。

解決策の1つめは、必要な部分だけコピペすることです。

これならサルでもなんとかできそうなのでおすすめです。Excel上でうまくデータをソートしてあげればどんなデータでも対応できるはずです。

ちょっとサルには難しいかもしれませんが、ヒトならなんとかなるかもしれない解決策の2つ目です。

IF条件式を使えば解析対象に条件をつけて絞ることができます。もし(if)~だったら解析に使うよってことですね。

IF条件式を書かなければならないので、この演算子たちを使う必要があります。

とくに等しい「==」、等しくない「!=」、かつ「&」、または「|」、不等号「<, >, <=,=>」はよく使います。

あと、条件式は原則半角英数で入力します。

SARU統計で扱う変数はYとX(繰り返しデータの時はX1,X2,X3)しかありません。なのでこれと先ほどの演算子を組み合わせて条件式を作ります。

注意点としては、Yは文字列データになっているので半角シングルクォーテーション「’」で囲む必要があることです。反対にXは数値データなので囲いません。

難しいようであれば解決策1でやりましょう。

ただし、今後RやEZRでの解析を視野に入れているのであれば条件式は避けて通れないので、SARU統計で練習しておくのもいいかもしれないですね!これもチュートリアルを用意しておきます。

EZRで条件式どんな感じで使うかちょっと見てみたい人は以下の記事をどうぞ。

トラブルシューティング

そのほか、使い方のトラブルシューティングを準備しておきます。コメント欄などからもらった質問もここで返答していきます。

タイトルとURLをコピーしました