このページは統計解析に必要な基本ルールをまとめています
統計解析?なにそれって人はまずは次の記事を読んでみてください
知りたいのは全体の様子。どうすればいいのか?統計解析で予測する!
統計解析のルールを学ぶ前に、なぜ統計解析が必要なのかを整理してみましょう。
その前に少しだけ統計用語を覚えてください。
例えば日本の中学生のテストの点数を調べたいとします。真実をはっきりさせるには、全員調べるしかありません。この全員のことを母集団と呼び、全員調べることを悉皆(しっかい)調査と呼びます。
全員調べることができれば真実がわかるのですべて解決しますね!
さて、中学生全員のテストの点数を調べることは現実的でしょうか?
なかなか難しいですよね。なので一般的な調査では、中学生全員、つまり母集団から一部の中学生を選んで調査します。しかし、一部しか調べないため偶然の可能性が出てしまします。この偶然の可能性について「差がないか(偶然か)どうか」調べることが統計解析でした。
逆に言えば、全員調べることができれば統計解析は必要ありません。
図にまとめてみました。
本当は調査したい母集団から、仕方がないので一部を選んで調査します。この操作を抽出(サンプリング)といいます。そして抽出された集団を標本集団と呼びます。
一般的にはこの標本集団を調査することでデータを収集し結果をまとめますが、一部しか調べていないので、偶然の可能性が捨てきれず、そのままでは標本集団にしか当てはまらない結果になります。
そこで統計解析の出番です。統計解析により、偶然の可能性を考慮した上で、母集団の様子を予測したり説明したりすることができます。
これが統計解析です。なんだかすごくないですか?一部を調べれば全部がわかるなんて魔法みたいですね。一部を調べれば済むので、時間や労力、コストなどを削減できます。
統計解析をなんとか行うには、どんな知識が必要なの?統計解析に必要な基本のルール
それでは魔法のような統計解析をなんとか行うために必要な基本ルールを見ていきましょう。この記事ではざっくりと解説してあるので、詳細はそれぞれの関連記事を参考にしてみてください。
さて、運転免許みなさんは持っていますか?上の画像は運転免許取得に必要な知識の抜粋です。私はまとめていてなんだか懐かしく感じました。いっぱい覚えたなぁって。
車を運転するには事故らないように、いっぱいルールを覚えなければいけません。もちろん統計解析にもルールは必要です。
ではどのようなルールが必要でしょうか。まとめるとなんと大きく4つのルールを覚えれば済むんですね!もちろん初めて見る言葉があると思いますが、実際にはすでに知っている内容もあると思います。
これくらいなら何とかなりそうな気がしませんか?統計解析って、難しいイメージがありますが、そんなことないんですね。実際に難しくて頭が痛くなる統計解析を使うことなんてほとんどありません(私もあんまり難しいのはできません)
この4つのルールさえ覚えてしまえば、ゴール、つまり私たちが欲している答えに一直線です!
当然、ゴールまでにはいろいろありますが、このいろいろの部分は統計解析を行うソフトによって方法が決まっていて、マニュアルを見ながらポチポチするだけなんですね。なのでこのルールさえ覚えてしまえば、一気にゴールまで近づきます!一緒に頑張りましょう!
それでは以下の関連記事から、1つずつ一緒に勉強していきましょう。