

結局電卓ではP値は出せないんですよね?

無理ではないですが、とても大変です

じゃあどうすればいいんですか!

ということで、P値を出すための統計ソフトの選び方を見ていきましょう

選べるんですね♪
いろいろある統計ソフトの特徴を見ていこう
さて、統計ソフトは実はいろんな種類があります。どれを使えばいいのかなんてよくわからないですよね?まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。

とりあえず有名どころをいくつかあげてみました。まず見てほしいのはお値段ですね。統計ソフトって個人で買うようなものじゃないんです。
会社や所属機関が持っていたり、買ってくれない限り、なかなか手が出せる価格ではありません。

簡単にまとめるとこんな感じでしょうか。正直、SPSSやSASというソフトは高機能ですが、自分で買うのは無理です。会社や所属機関にあれば使いましょう。
あんまりいないと思いますが、プライベートでもガチめにやりたいのであれば、まだ安い(安くはないけど)Excel統計やSPSSなんかも視野に入ります。Rというソフトは無料ですが、プログラマーみたいにコードを打たないといけないので、普通は統計解析にたどり着く前に挫折しますね。
ということで、統計解析のソザイヤサンではEZRという無料の統計ソフトをお勧めします。論文や学会発表でも問題なく使えます。無料のソフトの何がいいかって、もちろん無料なところです。残念ながら研究者の多くは職場だけでなく、自宅やスタバとかでも研究したりします。たいていは通常業務に+αでやるからなんですよね。そんな時、無料のソフトならどこでもやれちゃいます!まさに社畜魂ですね(泣
Excelは使えるようにしておこう
さて、よく見るとどのソフトを使ってもExcelは使うべきとなっています。

データの収取から結果のまとめまでを見てみましょう。データの収集をしたらデータ入力が必要です。その時に一般的にExcel使うことが多いです。
そしてExcelでも簡単な統計解析ができるので、データの傾向を見たり、まとめる方向性を決めたりする作業はExcelでやるととっても効率的にできます。
方向性が決まったら本格的な統計解析を統計ソフトでやりますが、ここはどのソフトを使おうと結果は同じです。
そしてたいていは、Excelでグラフや表を作ります。もちろん統計ソフトでも作れますが、そっちは慣れが必要になります。そして、論文ならWord、発表ならPowerPointと、結局Office製品を使うことになるので、Excelでグラフや表を作ると効率が良くなります。

じゃあ、いっそ、Excelだけで統計解析はできないの?と思いますよね。結論から言えば、Excelは大学生の卒業論文・卒論発表くらいであればギリセーフで使えます。
上の画像に、細々とまとめましたが、学会発表や学術論文を視野に入れるならExcelだけでは無理ということですね。
もっとシンプルにまとめるとこんな感じです。

Excelの強みは、慣れているので操作性が良いことと、もともとは表計算ソフトなので大量データでもスピーディーです。一応、簡単な統計解析はできます。
なので、Excelの強みを生かして、データの傾向把握と解析の方向付けに使っていきましょう!もちろんデータ入力・管理やグラフも得意なのでその辺りもExcelでやることをお勧めします。
とりあえずExcelでやれるようにしておきたいこと

とりあえずこれくらいはできるようにしておくと、統計解析がスムーズになります。急がば回れですね!統計解析どころか通常業務でExcel使う場合も早くなるので一石二鳥ですのでぜひ勉強してみてください。
これらはまた別の記事で紹介していきます。
まとめ(時間がない人はココだけ)

統計の基本的ルールがまだよくわからない人はここから分からない部分を確認しておきましょう。
ExcelやEZRを使って統計をやっていこうという人には以下のカテゴリーの記事がおすすめです。