

エクセルで検定したいです!

わかりました。まずはエクセルで何ができるか見ていきましょう。

よろしくお願いします!
エクセルでどんな統計解析ができるの?
まずはエクセルでどんな統計解析ができるか見てみましょう。もし、変数、尺度、基本統計量、対応あり・なし、パラ・ノンパラの統計用語に不安がある人は、先に次のカテゴリー記事を読むことをお勧めします。(青文字をクリックすると概要が表示されます)

エクセルにある関数のみで計算できる検定手法をまとめてみました。統計解析を行う上で必要最低限な検定手法のうち、エクセルでできるのは対応のあるt検定、スチューデントのt検定、カイ二乗検定くらいです。
残念ながら、エクセルだけではほとんどできないと思ってください。やっぱり本格的に統計解析を行うには、統計解析ソフトが必要になっていきます。
でもエクセルでやりたいんです!
といっても、ちょこっとやってみたいのに統計ソフトを購入したりインストールしたりする気にはなれないですよね。ということで、統計解析×デザインのソザイヤサンが頑張ってエクセルファイルを作成しました!もちろん無料ですし、なんか登録せよとも言わないのでご安心を。

E統計という名前で下記から配布していますので、ご自由にお使いください。ただし、使用条件があります。一応、統計ソフトで計算結果の確認はしていますが、上の使用条件をよく読んで(といっても3つだけど)使ってください。
さて、このファイルを使って統計解析の練習してみてください!
練習したくてもデータがないんです!
まぁそうですよね。練習しようって段階なので、データがない人もいると思います。もちろん自分のデータがある人はそれでいいんですが、それだと使い方があっているか答え合わせができないですよね。
ということで、データも用意しました!

対応なしのデータで練習できる「対応なしデータ」と、対応ありのデータで練習できる「対応あり」データをご用意いたしました。さっそくダウンロードしてみましょう。
どんなデータなのか簡単に説明していきます。ダウンロードしたら、開いてみてください。

対応なしデータは、大学生60名の男女に、リア充と非リア充に関連する項目について調査した結果がまとまっています。
また、対応ありデータの方は、対応なしデータで非リア充だったものに自己啓発プログラムを1年実施した結果です。1年後に同じ内容の調査を行い1年間の変化の調査結果がまとまっています。

調査した内容は上記の通りです。また、対応ありデータの変数名については、変数名の頭に「前」や「後」がついていて、自己啓発プログラムの前なのか後の結果なのかわかるようになっています。

当然ですが、前も後も同じ人なので性別は一緒ですし、年齢は+1歳になっていますね!
そして参考までに、それぞれのデータの基本統計量をまとめておきました。


それぞれ、どの変数に差がありそうかヒントも載っています。統計解析を行う前に、一度上の表をじっくりよく見てもらい、どこに差がありそうかぜひ考えてみてください。
E統計の各検定手法へのリンク
それでは、統計解析をやってみましょう!ひとつずつ練習するもよし、自分が気になっている検定手法を試してみるもよしです。どんどん実践して、練習していきましょう!